ご自身の歯・口を一生美しく健康に保つ方法 From Hideki Yoshikawa

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2014年 07月 31日

滅菌保障始めました 

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暑い日が続いています。家の周りは蝉の声でいっぱいです。

皆さん、この滅菌バッグの中の器具は果たして清潔でしょうか?不潔でしょうか?
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どこの歯科医院でも滅菌バッグに入れて、患者さんに使う器具を滅菌しているようですが、日本の98%の歯科で使われている一般的なオートクレーブでは、むしろバッグされていない方が清潔です。

滅菌バッグの中は空気があるため空気が邪魔をしてそには135度の蒸気が到達できません。

答えは一般的には不潔です。

正しい知識を持って自己防衛して下さるようお願いします。

しかし、ヨーロッパ基準クラスBのオートクレーブならバッグの中は清潔です。


患者さんも器具・ガーゼなどが滅菌できていないようでは不安だと思い、私たちのクリニックでは患者さんに使う器具に対して滅菌保障することにしました。

写真はDAC Professional専用プリンターです。

印刷された用紙には
・プログラム
・実施日時、バッチナンバー
・真空・圧力・温度の値
・プログラムの実施結果 
が記入されています。今後は患者様ごとに滅菌保障の用紙をお渡し出来るようになりました。

ヨーロッパでは保険局の監査もあり、このような滅菌保障が一般的だそうですが、日本ではこのようなプリンターが売れることはなく、当院のような滅菌保障の出来る歯科医院は日本で2~3番目だそうです。

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by yoshikawa-dc | 2014-07-31 10:36 | 感染症対策 | Comments(0)
2014年 07月 22日

藤本研修会歯内療法コース 第3回に参加

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連休中7/19,7/20は藤本研修会歯内療法コースの第3回目に出席して2日間実習して来ました。マイクロスコープを見ながら抜去歯の根管治療を行いました。

アクセス形成
ストレートラインアクセス
メカニカルグライドパス
ネゴシエーション
Ni-Ti Rotary Fileによる根管の拡大、形成 クラウンダウンテクニックでの根管形成
根管充填 Contenious Wave Condensation

2日目には実技試験があり、合格点を戴きました。
最後に自分の行った歯根端をカットして根管充填の質を確認しました。
米国の歯内療法専門医の石井宏先生、歯内療法専門医のインストラクターの先生方にご指導戴きとても有意義な時間を過ごすことが出来ました。早速器材を購入して臨床に生かしたいと思います。

私の隣にいた先生は28歳だそうで親子程の年の差がありましたが、いくつになっても勉強が大切です。

生涯現役、生涯勉強です。

今さらながら、日本とアメリカの歯内療法のものすごい差を感じました。

昨日の休日はグリーンの額の植物を植えかえました。

千葉市美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2014-07-22 08:26 | 研修 学会 | Comments(0)
2014年 07月 20日

滅菌バックの中はまるで風船のようだ



この動画はクラスBオートクレーブ内の様子です。
これはオートクレーブ内の中の空気がバキュームにより真空になり、その後、圧力をかけて高温の蒸気を送り込んでいるために滅菌バックの中が風船のように膨らんだり、しぼんだりしています。
一般のオートクレーブではこのようなことはなく、結局バックの中は滅菌出来ないということになります。

千葉市美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2014-07-20 03:28 | 感染症対策 | Comments(0)
2014年 07月 18日

クラスBオートクレーブDac Professionalがやって来た

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医院の実力は感染症対策と比例すると言われています。

患者さんの目に見えないところに細心の注意をはらい高いレベルの治療をすることは、医院の感染症対策を見れば解ります。

滅菌器で滅菌されたものは一見全て滅菌され同品質で画一化が約束されているようですが、実際は滅菌器の製品の性能により品質に程度の差があります。

私たちが導入したのは一般的にはまだ普及していない日本の基準より遥かに厳しいヨーロッパ基準 の クラスBの滅菌器です。クラスBオートクレーブとは、ヨーロッパの基準EN13060に準じたオートクレーブのことを表します。 このEN13060とは「あらゆる種類の滅菌物(固形、包装、多孔性、中空のある物)を完全に滅菌できる」ということを意味しており、このEN13060に準じているものは"クラスBのオートクレープ"とされています。

オートクレーブは一般の歯科外来診療所では今や必須の滅菌機器ですが、滅菌可能な 対象物によってその能力に違いがあることについては、ほとんど知られていません。クラス分けされたヨーロッパの基準については、下記表をご覧下さい。
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ヨーロッパの医療機関ではClassB滅菌を導入している歯科医療機関は80%にのぼると言われています。一方、現状の日本の民間医療機関ではクラスB滅菌の導入率は2%程度と言われています。日本の歯科の保険制度上、滅菌消毒業務には診療報酬がありませんので 一生懸命やればやるほど経費がかさみます。
日本で普及しない理由です。


千葉市美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2014-07-18 08:15 | 感染症対策 | Comments(0)
2014年 07月 12日

ラバーダム 根管治療の基本

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久しぶりに台風一過の晴れ間が覗いています。
さて、皆様ラバーダムをご存じですか?

歯の中を触り神経の処置(根管治療と言います)をする時にするゴムのマスクをラバーダムと言います。
ラバーダムは、治療中に根管内に細菌が進入するのを防ぐために非常に重要です。
もしラバーダムなしで根管治療したならば、唾液が根管の中に侵入し治療している意味がなくなります。根管治療の目的は歯の中を無菌的にすることですので。

また、根管治療の際に使用する薬液から粘膜を保護したり、リーマー、ファイルの誤飲・誤嚥防止にも役立ちます。根管治療では次亜塩素酸ナトリウムを使用しますので薬液が口腔にもれると大変です。

ラバーダムは根管治療の成功率にも影響します

ラバーダム(ゴムのマスク)を使用した場合: 約90%(初回治療時)
ラバーダム(ゴムのマスク)を使用しない場合: 約50%以下(初回治療時)

日本では歯科医師がラバーダムをしないために初めて、歯の中の歯髄を除去する治療の成功率が半分以下
になるということで、何のために治療をしているのか解りません。

日本ではあまり使用されていないラバーダム

最大の理由は、「根管治療の保険点数が低すぎるから」だと思われます。

日本の根管治療の保険点数はアメリカの約7分の1と非常に低く、普通に治療を行えばほぼ間違いなく赤字になります。

そのため、本来は大学でも使用するべきだと教わっているはずのラバーダムを省略する医院が大多数を占め、また、周りの歯科医院もしていないから、ラバーをしても成功率に差は無いと思っているから、ラバーを嫌がる患者さんが多いからなどの理由で、ラバーダムを使用していない歯科医院が多いのではないかと思います。

平成20年の保険改正で、ラバーダムは保険点数が無くなり、実質無料となりました。
(これまでは10点=100円でした)

つまり、ラバーダムを使えば使うほど赤字になってしまいます。

根管治療を専門とする日本歯内療法学会の会員
 ・ラバーダム防湿法を必ず使用する…25%
 ・ラバーダム防湿法を全く使用しない…50%
日本歯内療法学会員以外
 ・必ず使用する…5%
アメリカ合衆国の根管治療専門医
 ・ラバーダム防湿の使用率…90%以上

私はすべての患者さまにラバーダムを使っています。

何事も基本が大切です。歯科の基本は感染源の除去

同様の記事 根の治療の成功率

千葉市 美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2014-07-12 11:26 | ラバーダム | Comments(0)
2014年 07月 09日

当医院の歯を削る器械、コントラの滅菌

台風が北上して明後日に関東地方に上陸しそうです。

それてくれるといいのですが。

歯科のコントラ類の滅菌について、また違う角度からお話し致します。
以前にも取り上げた通り、歯科用ハンドピースを滅菌するには大きな問題点があります。

・唾液・血液が付着するので滅菌が必要不可欠
・中空で狭窄部およびデッドエンドがある構造
・超精密器械
・加熱することで故障が頻発する
・故障すると大きな修理コストがかかる

当医院ではドイツ製カボ社のステリマスターという滅菌器を使っています。Sci Can社のステイティムと同機種です。


このオートクレーブは陽圧パルス脱気式と言って、強制的に高圧蒸気の注入を繰り返すことで、チャンバー内部の残存空気を確実に排気させ、中空内に蒸気を行き渡らせることが出来る。

このステリマスター、あるいはステイティムは北米ではハンドピース、コントラ類の滅菌基準を満たす滅菌器である。血液+ハイドロキシアパタイト+芽胞(G.stearothermophilus)の混合物をハンドピース内部に塗布後、陽圧パルス脱気式滅菌器で滅菌した結果、確実に不活化できたというデータが出されている。
(米国インディアナ大学の実験)

歯科用ハンドピースの滅菌は「クラスB滅菌器」または「陽圧パルス脱気式滅菌器」で行うことが出来る。
サイクルが短く、器具の痛みが少なく、省スペースなど諸条件を考えると、歯科医院におけるハンドピースの滅菌には「陽圧パルス脱気式」が適している。以上Dental Diamond2013/1福重真佐子先生より転写
当医院ではクアトロケアの後にステリマスターを使用してハンドピースの滅菌をしています。



by yoshikawa-dc | 2014-07-09 19:53 | 感染症対策 | Comments(0)