ご自身の歯・口を一生美しく健康に保つ方法 From Hideki Yoshikawa

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2013年 06月 23日

混合診療の議論

皆様、清郷 伸人さんをご存じですか?清郷さんはガンを患った患者さんで国を相手どって訴訟を起こしたのですが、結局、混合診療を真っ向から否定され国に敗訴されました。

次の記事はその清郷 伸人さんが書いた記事です。

医療に保険も自費もありません。何が正しくて、どのように正しい治療を行うかということが一番大切です。

皆さまはどのように思われますか?


この原稿は蕗書房『ライフライン21 がんの先進医療』4月号より転載です

混合診療裁判原告がん患者 
清郷 伸人
2013年5月16日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp

1.混合診療問題の浮上
混合診療という言葉を最近よく聞くようになった。2011年10月25日に最高裁で保険診療と自由診療の併用(いわゆる混合診療)における健康保険受給権 を求めた筆者の訴訟が敗訴と報道されてからは、この問題が決着したかのように鳴りを静めていたメディアも、政府のTPP(環太平洋パートナーシップ協定) 交渉参加の是非にからんで、TPPが日本の国民皆保険制度を壊す、混合診療の解禁や医療への株式会社参入が実現するという危惧をめぐって議論が巻き起こっ ている。
政府はTPPが保険制度に影響を及ぼさないようにすると火消しに躍起だが、農協(JA)とともに与党自民党の大票田である医師会は、考えられるあらゆる被 害を想定して国民にTPPの脅威を煽っている。混合診療が解禁されて受ける医療に格差ができ不平等が生じたり安全性や有効性の疑わしい治療が蔓延する、日 本政府が薬価基準の変更を余儀なくされて薬価が高騰する、株式会社が参入してきて医療の営利化が進み経営悪化による撤退や医療過疎も起こる、米国の保険会 社が進出してきて公的保険を脅かす高額な保険市場が拡がる等々。
それらは今回のTPP騒ぎで初めて出てきた議論ではなく、医療制度を改革しようとするたびに繰り返される定説である。筆者の訴訟においても厚労省は医師会 の主張と同じことを述べて、混合診療禁止政策の合理性を訴えていた。そしてメディアをはじめ医療界や患者団体もその定説を何の疑問もなく信じ、混合診療な ど解禁すべきでないと思い込んでいたのである。
 
2.反対論への疑問
ところが最近メディアで散見する論説や意見に筆者は変化を感じている。医師会の定説に疑問を呈する識者や反論する論者のみならずその説に違和感を表明する 患者さえ現れてきたのである。そのがん患者は医師から治療困難といわれたため自ら治療を調べ、違う病院での高額な放射線治療にたどり着いたが、1日で終わ る診療が2日にわたるため何度も病院に通わなければならずつらい思いをしたと述べていた。この患者の場合、病院は放射線治療が自由診療であるため保険診療 を別の日に行って混合診療を避けたと思われるが、厚労省の見解ではカルテをどのように工夫しても同じ疾病の治療として保険診療と自由診療を組み合わせれば 混合診療に該当する。またそれぞれを違う病院で行っても同じ疾病の治療であると判明したら混合診療とされるのである。したがってこの規制に従うなら保険医 療機関は先進国で普通に使われているエビデンスの認められた医薬品も医療機器も日本で認められていないものは使えず、患者の希望する治療は行えない。この ような規制が難病や重病に苦しむ患者や家族から非難や怨嗟の的となるのは当然である。
それらのメディアでは混合診療規制は主に費用の問題として取り上げられる。一つでも自由診療が入れば保険診療も含めて医療費が全額自己負担になることが繰 り返し説明される。そしてTPP参加によって混合診療規制が影響を受ける可能性に関して、この規制の必要性を訴える識者と不合理性を説く識者が登場する。 このようにメディアでは費用のみに焦点が絞られているが、これまで混合診療問題が一般テーマとして俎上に上らなかったことや規制を批判する側の論者や患者 も表に出ることがなかったことを考えると世間の変化が感じられるのである。

3.混合診療の本質的意義
しかし難病や重病の患者にとって最大の苦悩は、わずかでも希望の持てる治療を国の規制というだけで拒絶されることである。混合診療を受けたとき規制によっ て科されるペナルティである医療費の健康保険分の全額返還も非道の極みだが、患者にとってはそれ以前に日本では希望する治療を受けられないことが耐え難 い。混合診療を解放することの本質的な意味は、保険治療から見捨てられた患者が医師からの説明に十分納得して希望する治療を自己責任で無条件に受けられる 医療選択権、自己決定権である。
さきほどのメディアでの説明によれば、医療費の全額自己負担を覚悟すれば希望する先進治療を受けられるが、それは一般国民にとって論外の話である。よほど の大金持ちにだけ可能なことである。また保険医療機関にとってもそのような稀な患者のみ受けられる自由診療の壁は高いであろう。普通の国民は難治性の病気 になれば医療費がかさむので当然健康保険を使いたい。しかし先進医療に積極的な医師や病院にとって、混合診療規制の縛りが健保法86条の反対解釈、療担規 則18条・19条を根拠法として患者に必要なまた患者が希望する先進医療の提供に大きな障害となっているのは紛れもない事実である。
混合診療規制はこのように患者の憲法で保障された生存権を奪っているともいえるが、それに値する合理性はあるのだろうか。日本では認められていなくても安 全性や有効性が海外で証明され承認された先進医療は数多くある。国民皆保険制度を壊すというが、お題目のように唱えるだけでどの部分がどのように壊れるの か説明はされない。皆保険で誰もが平等に安い医療を受けられるというが、日本では先進医療を含む自由診療も高い医療費を払えば誰でも受けられる。財力によ る命の格差はすでに現実である。現実にあるその格差は容認されている。すなわち現在も格差を生じる自由診療は野放しになっているが国民皆保険制度は壊れて いないのである。それがなぜ自由診療と保険診療の併用である混合診療を受けたときだけ皆保険を壊すからということで保険診療までも全額自己負担になるの か。保険治療の尽きた患者にとって先進治療は命綱である。そういう治療を普通の患者が受けられない混合診療規制こそ医療の平等性を壊している。

4.無法地帯の自由診療
このように不合理で理不尽な混合診療規制だが、規制当局は保険診療に対しては過度なまでに神経質に統制しようとする一方で、自由診療には患者にとって必要 最小限の法規制も無いに等しい。今年1月31日の毎日新聞に、福岡市のクリニックでiPS細胞とは別種の幹細胞を用いた治療が韓国人500人に行われてい ると報じられた。この治療は韓国では薬事承認を受けていないため制限されているが、日本では自由診療として何の規制も無いので実施できるのである。安全性 や有効性が確認できないとして韓国政府も渡航自粛を呼びかけている高額な再生医療だが、一縷の可能性を期待して押し寄せる患者は後を絶たない。
しかし日本では自由診療には法律も規制もまったく無いためその実態もわからず事実確認もできない。事故が起こってから警察が動くだけである。自由診療が野 放しなのは規制当局が、医療機関は悪いことをしないという性善説にあるからだそうである。これに対して保険診療には性悪説に基づき混合診療規制などの縛り が必要なのだという。この二重基準は本末転倒である。保険医療機関は基本的な法規制が整備されており、あとは性善説に基づいて医師の自律性と患者の意思に 任せるべきである。一方、市場性の高い自由診療には必要最小限の法規制をかけ、患者を守るべきである。難治性疾患の患者にとっては保険診療も自由診療も同 じものである。どちらも必要であり、同時に受けなければならないときもある。だからこそ混合診療が可能となって患者に治療選択権が与えられなければならな い。そのときこそ日本の医療制度が患者本位のものになったといえるのである。
最後に、混合診療規制が撤廃されると現在の保険診療が保険外になったり、先進医療の保険適用が遅れるなどともいわれるが、それこそ国民皆保険を根幹とする 保険行政を与る厚生労働省の仕事である。民間が勝手に行えるわけではない。保険範囲の決定はそもそも混合診療規制の撤廃とは別次元の問題であり、国民の医 療と財政のバランスを考えて国が決めることである。留意すべきは少子高齢化が進む日本の保険財政にとって保険範囲の見直しは不可避の問題ということであ る。ところが政府は他の先進国とは異なり、国民や医療者に遠慮し、厳しい現実から眼を背け、抜本的な改革を先送りし続けてきたのである。

千葉市美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2013-06-23 04:55 | 歯科治療費 | Comments(0)
2013年 06月 19日

本物と偽物

町を歩いているとワックスで光った木目調のビニールの床を発見してゾッすることがある。
木目調にプリントされ本物の木ではないところが、いさぎよくないですね。

何故、木ではないのですか?

大理石調のビニールタイルも発見してうすら寒い感じがする。

何故、石ではないのですか?

工業が発展して何時の時からか新建材に囲まれた部屋で人間は生活するようになり、本物ではない石油から作られた偽物であふれかえっている。

こんなことが歪んだ社会を作る原因になっているのかも知れない。

歯科の世界でも偽物を要求されることがあり困惑します。

やはり本物は素晴らしく、常に本物でありたい。

千葉市美浜区の歯科 精密歯科治療なら 吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2013-06-19 04:36 | 日常生活 | Comments(0)
2013年 06月 18日

8.5mmの骨の厚さへ9mmのインプラントを埋入

本日の午前中にインプラントオペがありました。
上顎左側第1大臼歯部分の骨の高さが8.5mmしかありません。
そのままドリルすると上顎洞の膜を破いてしまい、失敗です。
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術前のCTです。

5mm 位ドリリングしその後ピエゾを使います。ピエゾは周波数の関係で骨だけ削れ軟組織は傷つけませんので安心して削れます。

上顎洞底部の硬い骨を穿孔し水圧で上顎洞粘膜を持ち上げたところです。
ドリルした穴に赤い血液が溜まって見えるので上顎洞の膜は破けていないことが解ります。
また、マイクロスコープを使ってのオペなので安心で安全です。
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長さ9mmのインプラントを埋入しました。
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このような症例には、ピエゾサージェリーがとても有効です。

患者さんにはお疲れさまでした。3ヶ月後に歯が入ります。

千葉市美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2013-06-18 17:42 | インプラント | Comments(0)
2013年 06月 12日

国民皆保険制度発足当時の差額徴収

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長野県松本市でご開業の新村先生のプログから、53年前の貴重な記事をコピーさせて戴きました。
国民皆保険が発足した当時の歯科では、補綴治療が赤字になるので厚生省に差額徴収制度をお願いしていたことを伺わせる記事です。

その後50年以上経過した今もその当時の制度を引きずり、全く改善されず患者さんのためになる歯科医療が行われないことは残念で暗澹たる気持ちです。

この50年前の記事にあるように医者と歯医者の違いは補綴治療にあります。補綴治療とは入れ歯を入れたりクラウンをかぶせたり、虫歯を詰めたりする機能回復治療を言います。これは本来はリハビリテーションの分野なので医療とは言えない性質を持っています。

医者が足を切って義足を入れても、これは健康保険では医療の分野ではなくリハビリテーションです。
義足は創傷治癒と最初の仮の義足までは健康保険で給付されますが、次の義足からは身体障害者福祉法で賄われます。つまり医科の健康保険は医療しか給付しませんので義足は保険では医療とはみなしていないのです。

このように考えると、歯科の補綴は保険では医療とは見なさない方が論理的ですし、諸外国でもほとんどの国では補綴・機能回復治療は保険給付外です。

思いだしましたが義足のオリンピックランナーがいましたね。
彼は健常者以上でオリンピックランナーのスピードを義足を使ってたたきだしました。

如何に優れた義足か想像出来ます。

千葉市美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2013-06-12 07:09 | 歯科治療費 | Comments(0)
2013年 06月 09日

トイレリフォーム

私どもが入居している千葉市不動産会館のトイレのリフォームが明日10日より開始されます。
その間(2週間)不自由をおかけいたしますが宜しくお願い致します。

3階のトイレをお使い下さい。

by yoshikawa-dc | 2013-06-09 18:36 | 日常生活 | Comments(0)