ご自身の歯・口を一生美しく健康に保つ方法 From Hideki Yoshikawa

goodriver.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

カテゴリ:歯周病( 16 )


2014年 04月 03日

すべてはあなたのために 

一昨日、お見えになった患者様のことです。
「前歯に虫歯があるかどうか見てほしい」という訴えでした。
早速、お口の中を拝見すると、虫歯はなく歯自体はとても綺麗な色をしていて美しいのですが、歯肉炎を起こしていました。

過去に定期健診に通っていたことがあると仰っていたのですが、口腔清掃指導は、そこの歯科では受けたことがなく、歯間部はプラークで被われ赤く腫れあがっていました。

こんな時、私には日本の歯科は未だにプラークコントロールが定着していないと実感します。

早速、患者様にはスカンジナビアの予防歯科をご紹介し実践して戴くようご指導しましたが、患者様はこのようなお話、予防歯科を聞いたことは初めてのようで驚いていました。

そこで、皆さまに理解して戴くために、私どもが実践しているスウェーデンスタイルの歯科をご紹介致します。

1992年に岡本 浩先生の歯周病研修会を受講した時に、リンデ先生の教科書に岡本先生からお言葉を戴きました。岡本先生はリンデ先生の下で学んだ最初の日本人歯科医師です。
b0190560_1430133.jpg

東京歯周治療センター(岡本 浩 院長)のPDFを添付致します。

すべてはあなたのために

プラークコントロールがなぜ必要か、その答えを世界に広めた一人の歯科医師ヤン・リンデ教授。世界中の歯科医師・歯科衛生士に対する講演と教育に情熱を注ぐ。

プラークコントロールに守られて

約40年前、世界の歯科医療における「予防」は曖昧だった。今日の予防歯科という考えは1970年代、歯周病学の権威、ヤン・リンデ教授によるスウェーデンでの科学的実証から世界に広まった。

1960年代、スウェーデンでは歯ブラシ自体は普及していたが、虫歯のメカニズムは判明していたにもかかわらず、歯周病治療においては手探り状態であった。1970年代にリンデ教授を中心とするヨーテボリ大学の研究グループは、多くの研究の積み重ねから、口腔疾患はプラークに起因することを科学的研究で明確にた。同時に、プラークコントロールに絞った治療が歯周病に対して最も効果的であることを示した。さらにプラークコントロールを中心とするメインテナンスを行うことによって歯周病を再発しないばかりか、虫歯や新たな歯周病の発生も防げることを長期研究から明らかにした。この業績を客観的に捉えたスウェーデンでは、歯科疾患予防が社会保険の適応対象となり、歯科治療は疾患治療型から疾患予防型へシフトした。

歯科医院は治療するためだけに訪れる所から、予防のために定期的に訪れる所へと転換し、予防システムを確立した。この結果が今日スウェーデンが予防歯科先進国と呼ばれる由縁である。

「虫歯や歯周病をはじめとするあらゆる口腔疾患は、プラークが存在しなければ発現も進行もしません。理論的に病気を防ぐためには細菌が成長しない状態を保つことです。つまり細菌の沈着物であるプラークを定期的に取り除くことが唯一の予防策なのです」とリンデ教授は語る。

つまり原因を取り除くことで、虫歯や歯周病にならずに済むということ。また、プラークコントロールは、様々な全身の疾病予防にも連動している。例えば、歯周病の存在が、気管支炎や肺炎の原因となることや、糖尿病を悪化させたり併発症の発病頻度が高くなること、あるいは低体重児になる確率が高いことも明らかになっている。プラークコントロールは口腔だけではなく全身的にも健康を維持する上で非常に効果的で重要な予防策なのである。

「口腔内を美しく健康に保つということは、快適な社会生活を送るために重要な位置を占めているのです」

リンデ教授の功績の一つは、歯科医療が人々の社会生活までも統括して守る礎を築いた事である。虫歯や歯周病により歯を失うしかなかった人々に明るい希望をもたらした。好きなものを美味しく食べられる喜び、楽しい食事、笑顔、友人とのお喋り、人間生活のすべてにおいて口の機能が関わっている。口腔を健康に保つプラークコントロールはすべての人々の生活を守っている。

あなたのための歯科医

リンデ教授がプラークコントロールを強く推進する根底には、口腔疾患で苦しんだ人々への思いがある。

「私たちが研究をするのは、生物学的な理解を深めることが、主要な目的です。人々のために役立つ知識を得ることでより良い治療へ繋がるのです」
こう話すリンデ教授は、常に患者のための治療を行う志を大切にする。歯科医療で中心になるのは歯科医師ではなく、歯科医院を訪れる人々。彼らが苦しまないためにも、予防の要となるプラークコントロールを広めてきたと語る。

「歯科医師は患者と密なコミュニケーションを取ることが大切です。会話により思いやりを示し、出来る限りの努力をすることで信頼関係を築くことが出来るのです。ただ治療を施すのではなく、どのような問題があって、どのような治療方法があるのかを説明し、理解してもらうことが肝心です。歯科医院は一生涯にわたって長い期間付き合うべき所ですから、処置だけで済ますようなコミュニケーションが欠如する治療は考えられません」

プラークコントロールは、毎日の歯磨きで歯垢を除去するセルフケアと、歯科医院で行う歯石(歯垢が固まったもので、歯磨きでは除去できない)の除去などのプロが行うケアの両方をバランスよくプログラムすることが重要である。

「正しいプラークコントロールを広めて実行してもらうには個人の生活習慣を改める必要があります。個人の常識を変えていくのは大変なことです。自分にとって歯磨きがいかに重要であるかを知らなければ持続できないでしょう。その重要性や個人単位の正しい方法を浸透させる責任は歯科医と歯科衛生士にあります。歯ブラシというのは昔からある道具ですが、これよりも優れた道具は他に見当たりません」

再生治療やインプラントなど、歯科医療における新しい技術や知識も大切であるが、基本が最も重要だとリンデ教授は説明する。

通常の歯ブラシだけでは表面的な歯垢しか除去できない。フロスや歯間ブラシなど、個人ごとに適切な補助用具の選択や使用方法を知るためには、歯科医師や歯科衛生士がプラークコントロールを理解し知識を向上することが求められる。

「私にとって最も肝心なことは、患者中心の歯科医療が普及することです」

リンデ教授は歯を守る知識と術を伝承することで、人々の幸せな日常生活を守っている。

プラークコントロールは世界中に浸透しつつある。この40年間で歯科医療は大きく変化を遂げた。しかし、いかに歯科治療が進化しても、プラークコントロールの必要性は普遍である。リンデ教授は講演を通じて、世界各地でプラークコントロールの重要性を説き続けている。日本でも30年間にわたり講演を継続した結果、プラークコントロールの考えは着実に根付いてきている。リンデ教授はスウェーデンの常識が、日本の、そして世界の常識になることを期待している。

千葉市美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2014-04-03 14:42 | 歯周病 | Comments(0)
2014年 02月 07日

週刊朝日MOOK「専門医が教える 歯の守り方」に掲載されました。

b0190560_12152961.jpg

当医院が週刊朝日MOOK「専門医が教える歯の守り方」に掲載されました。
その中の明海大学教授の申基喆教授の記事を紹介します。
 
歯周病にくわしい歯科医師を探す際にひとつの目安になるのが学会の専門医・認定医だ。
歯周病専門医になるには最短でも5年間、学会が定めた指導医が常勤する施設で研修する必要があるほか、学会での認定医、専門医教育公演への出席などの条件がある。さらには歯を全体的になおして、メインテナンスまで行った症例を10例提出し、書類診査を経た後、さらに症例をプレゼンテーションしたうえで口頭試問に合格しなければならない。「厳しい試験を通り抜けてきたからこそ、専門医にふさわしい知識と経験がえられる」と、日本歯周病学会専門医委員会委員長の申基喆歯科医師は語る。
とはいえ、試験が厳しいためになかなか歯周病専門医の数が伸びないという問題もあった。そのため、2008年には専門医を含めた2段階の制度へと改変された。認定医は日本歯周病学会と、日本臨床歯周病学会の両学会で取得できるが、いずれの認定医も試験のレベルを同程度にしているため「同じレベルの治療が受けられると考えて構わない」(申歯科医師)とのことだ。
認定医は日本歯周病学会、日本臨床歯周病学会の二つの資格があるが、専門医は日本歯周病学会の歯周病専門医に一本化されている。また、この「歯周病専門医」厚生労働省から広告できる資格名として認められている。

千葉市美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2014-02-07 12:51 | 歯周病 | Comments(0)
2013年 07月 17日

歯周病とレセプト分析

衆議院議員 河野太郎公式サイトからこんな記事がありました。

歯周病とレセプト分析

歯周病、肥満は健康を害する根源ですね。

以下、河野 太郎さんのブログ貼り付けます。

「平成元年度に10兆円だった社会保障予算が平成25年に30兆円になっているという事実をみたとき、医療費を減らす対策をうたなければならないのは明らかであり、そのためにはもう少し真面目に医療費を分析しなければならない。」と書いたら、医療関係の方々からメール、コメントをたくさんいただいた。

何でもよいから医療費を削減しろと言っているわけではない。

医療費を分析すると、医療費を効果的、効率的に使えるようになるのがわかっている。

例えば、国会版社会保障制度改革国民会議でもお招きをしたある健康保険組合は、被保険者七万人と被扶養者八万人の医療費を継続的に分析することによって、さまざまなことを明らかにしている。

たとえば歯周病で言えば被保険者の医療費データを15年間にわたり分析した結果、歯周病がある者と無い者を比較すると、医療費に差がでることがデータで裏付けられた。

歯周病がある者の年間の平均歯科医療費が44,664円に対して歯周病がない者の歯科医療費は38、392円。

しかし、それだけでなく歯周病がある者の年間の平均の医科医療費が107,759円に対して、歯周病がない者の医科医療費は91,959円にとどまっている。

結果的に歯周病のあるなしで平均の年間医療費に2万円余の差が出ている。

さらに、その健康保険組合の分析で、歯科検診を実施している事業所では5年間で医療費が最大で23%も減少したのに対し、歯科検診を実施しなかった事業所では5年間で24%の医療費の増加がみ
られた。

だから、歯周病というのは一人当たりの医療費が第一位だったというだけでなく、それを治療することによって、他の医療費の削減につながる可能性がある。

歯周病だけではない。

この健康保険組合のデータによれば、1989年にBMIが30以上、つまり高度肥満とされた人の7.8%が20年後に入院している。BMI18.5以下の痩せとされた人の20年後の入院率は1.8%、標準とされた人は3.2%に過ぎない。

その結果、1989年にBMIで高度肥満とされた人の2009年の一人当たり総医療費は31万円。痩せと判断された人の20年後の平均総医療費は7万円、標準の人の20年後の平均総医療費は10万円と総医療費で3倍から4倍の開きになる。

こういうデータをこつこつと分析して、何をしたら将来の医療費を削減することができるのかを考えていかなければならない。

それなのに一人当たり医療費が一番多かった歯周病のデータの取り扱いですら、このようでは、とても医療費の効率化などできない。

きちんとしたデータがないということは、きちんと分析がされていない、つまり、どうしたら医療費の削減ができるか対策が打たれていないということになる。

歯科の電子レセプトの導入率が低いことについても、いろいろなご意見を頂戴した。

厚労省の賃金構造基本統計調査によれば歯科医師の年収は679万円。それに対して電子レセプトのソフトウェアの価格は200万円以上していることが歯科における電子レセプトの導入の遅れに繋がっているという声がある。

これだけのマーケットがありながら、価格が高くてソフトが普及がしないというのが本当ならば、ソフトウェア業界に何らかの参入規制のような問題があるのだろうか。

しかも現在のレセプトの書き方では、病名と治療と薬剤をきちんと対応させることができず、医療費の統計と分析に向いていないとの批判もある。

自民党の無駄撲滅チームでは、健保組合や国保などの保険者に対して、サンプル調査でレセプト分析に関するアンケートを実施している。

ちょうど今、ご協力をいただいたアンケートが戻り始めているところだ。

参議院選挙後にはその結果もまとまるはずだ。

千葉市美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2013-07-17 10:59 | 歯周病 | Comments(0)
2012年 07月 04日

歯周病で抜歯された歯の替わりをインプラントで3

こちらの患者さんは以前に歯周病の治療を他の医院で受けていましたが、余り改善されないので私たちのクリニックに来院され歯周病はほぼ完治致しました。
初診時のレントゲン・歯周チャートです。
b0190560_8165057.jpg

b0190560_8182720.jpg
プロービングデプス(ポケットの深さ)が全体的に深くかなり重度なことが解ります。チャートで点=・の部分は炎症がある部分です。

炎症があるということは歯周ポケットの中に歯周病菌が存在するということです。

患者さんは4か月位、他の医院に通って歯石を取ってもらっていたということでした。
このように治っていないということは取れていないことの証明です。

すこしきつい言い方ですが治療をしていても治していないということです。
以前に受けていた治療では感染・歯周病菌が除去できていなかったので治癒出来なかったわけで、患者さんの行う歯磨きと私たちが行う細菌除去により歯周病は治すことが出来ます。

歯周病が治らない一番の原因は術者と患者さんが次のことを理解できていないからです。

プラークとは?
炎症とは?
歯肉からの出血の意味?
骨吸収はどうして起きるのか?

私たちの医院では初診時にこれらのことを徹底的に理解してから治療に入ります。
患者さんに病気の原因を理解して戴くことにより治療の成績は素晴らしく改善します。
b0190560_827219.jpg

右上の第1小臼歯は歯周病のため残念ですが保存することが出来ず抜歯することになり替わりにインプラントを埋入致しました。
b0190560_12285868.jpg


b0190560_8285897.jpg

インプラントの頬側の骨のボリュームが足りないのと頬側のインプラントのスレッドが1mmくらい露出しているので骨補填材をおきGBR(骨造成)を行いました。
b0190560_8311696.jpg

GBRの膜はご自身の血液から作ったCGF=Concentrated Growth Facterを使いました。
b0190560_832188.jpg

オペ後のレントゲンです。
b0190560_8334212.jpg


患者さまには大変お疲れさまでした。4~5カ月後に歯が入りますので楽しみですね。

千葉市美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2012-07-04 08:37 | 歯周病 | Comments(0)
2012年 05月 15日

「歯石だけ取って下さい」という間違い

たまに「歯石だけ取って下さい」という患者さんがおられます。

「歯周病予防には歯石を取ることが大切です」という事実を勘違いして「歯石だけ取って下さい」と言っているのかと思います。そんな時私たちは患者さんにこのように申します。

「歯石除去だけではなく、歯周組織検査をしてから、口腔衛生・清掃指導をしてから、それから歯石除去が必要です」と。

しかし、患者さんには何のことか解らないようで「それならもう結構です」という行き違いになることもあります。

大変、残念なことですので患者さんには何故「歯石だけ取って下さい」はNGなのか良く理解して戴きたいと思います。

1.歯石を取るという行為は歯石だけ除去出来るのではなく歯・歯周組織(歯肉・歯根膜・骨・セメント質)をつけ、ダメージを与えることがあるという事実を理解して戴きたい。歯石除去とは、良く研磨された刃物で歯の表面から歯石をこそぎ落とすことなので、例えば車を洗車する時に硬いブラシで毎日ゴシゴシ洗っていたら、車は傷だらけになり車体のホコリは取り除けたとしても塗装は剥げてマダラになってしまうでしょう。従って患者さんが毎日の口腔清掃で、お口の中の歯をブラシを使って歯石が付かないように出来る術式を歯科衛生士から教わり自分のものにすることが大切です。

2.歯肉に炎症があると少し器具が触れただけで歯肉から出血して歯肉の中の歯石(歯肉縁下歯石)を除去 することが難しくなります。従って、少しでも炎症を抑えて歯石を取り易くするためには、歯石除去の前に歯科衛生士からの口腔衛生指導が必要になります。

結局、口腔衛生状態が良好で歯周病がコントロールされている方を歯石除去することはあるが、日々の手入れが不十分でそのような指導を受けたことがない人が歯石除去をしても意味がなく、逆に害になってしまいます。

歯周病の方はお気軽にご相談下さい。

千葉市美浜区の歯科 歯周病・インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2012-05-15 07:23 | 歯周病 | Comments(0)
2011年 06月 29日

「本当に怖い歯周病」に掲載されました

「本当に怖い歯周病 その予防と治療」海宛社 に本気で「歯周病」に取り組んでいる全国のドクターとして紹介されました。
b0190560_8273077.jpg


巻頭で岡本 浩先生がこのように仰っています。

私が日本歯科大学を卒業したのが1968年です。それから在日アメリカ空軍の病院に勤務しました。当時アメリカからきている兵隊さんはベトナム戦争の時でみんな若いですから、大学で学んだ「削る・詰める・かぶせる」といった治療法でだいたい処理できました。
でも民間の歯科医院で日本人の治療にあたると、多くの場合高齢で歯肉が腫れて、歯もグラグラな状態でやってきます。歯槽膿漏といわれる症状に対しては、当時は腫れている歯肉を切開する治療方法しかありませんでした。当然私もそういう治療法をしていたわけですが、切開した患者さんが半年も経過しないうちにまた歯茎を腫らして来院します。するとまた歯肉を切除する。この繰り返しでした。これではいけないと思い、それで勉強しようと思ったのですが、当時の日本には歯槽膿漏を科学的に研究する大学はありませんでした。当然歯周病という言葉もありませんでした。

その後、歯周病研究のためイギリス、スウェーデンに留学しました。

海外に出てびっくりしたのは、大事なのは歯磨きを通して口の中をきれいにすることだという考え方です。今でいえばプラークコントロールですね。

日本では歯科医療全般が外科的発想でしたから、悪いところは切る、取り除くことが治療という考え方が主流でした。切れば悪いところをとったのであから治る筈であとは何もしない。これでは対症療法そのものですから、結果としてはより悪くなってしまう。(以上、本当に怖い歯周病より抜粋)

私も開業当時このような歯がグラグラな状態の患者さまが多く何とかしたいと思い歯周病の勉強を中心にして、歯周病をベースとしてクリニックを継続してきました。

プラークコントロールは本当に素晴らしい「武器」だと実感しています。

岡本先生、有難うございます。

千葉市美浜区の歯科 歯周病・インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2011-06-29 08:34 | 歯周病 | Comments(0)
2011年 06月 11日

歯周外科

「ブログ見てますよ」と患者さまに言われることが多くなりました。

「ありがとうございます」

昨日は歯周病の外科手術を行いました。

良くある質問です。「歯周病の治療はどうやるのですか?」

答えは、歯の周りをキレイにして歯の周りの細菌性のプラークや歯石を除去することです。

「そんな簡単なことで治るのですか?」と言われそうですが本当に治るのです。

治らないで歯を失うのはこのプラークコントロールが出来ていないことによるものなのです。

私たちのクリニックでは術者がスケーリング(歯石・歯垢を刃物でキレイにする)をする前に
患者さんの口腔清掃の状態を徹底的に改善します。

これなしには歯周病は治りません。

写真はマイクロスコープを使用して歯肉を剥離して歯の根面を直視してスケーリングしているところです。
b0190560_716448.jpg
もう少し拡大して12倍で覗いてみます。
b0190560_7283091.jpg
歯石が取リ残されているのが確認できました。歯肉に入った歯周病菌により炎症がおきて細菌がカプセル状に封じ込められたところ(炎症細胞浸潤といいます)から骨は1mm遠ざかる法則があるので骨がこのように絶壁のようになっています。

このような場合、歯肉を剥離して直視できるような歯周外科手術を行わないと、感染は除去出来ません。

2~3カ月すると歯と歯肉が付着して歯周ポケットはなくなり骨もある程度は再生するでしょう。

今後は歯の周りをキレイに保つメインテナンス処置を受けていただければこの歯を一生保つことができます。

失ってからインプラントをすると30万円~50万円くらいかかりますのでご自身の歯1本を保つ歯周外科手術は50万円以上の価値がありそうです。

患者さまにはお疲れさまでした。

Godivaのクッキーありがとうございました。

千葉市美浜区の歯科 歯周病・インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2011-06-11 07:46 | 歯周病 | Comments(0)
2011年 02月 20日

歯周病ちゃんと治そう 脳梗塞につながる恐れ 広大調査(広島大学)

皆さま歯周病をちゃんと治しましょう。歯がなくなるだけではありません。

脳梗塞の患者は、歯周病菌に感染している割合の高いことが、広島大学の細見直永助教(脳神経内科)らの研究でわかった。歯周病菌が血液を通じて全身をめぐり、脳梗塞の原因となる動脈硬化を引き起こしている可能性があるという。研究成果は15日、盛岡市で開かれる日本脳卒中学会で発表される。

 研究グループは、脳梗塞患者132人と脳梗塞でない人111人の血液を調べ、歯周病菌に感染しているかどうかを調べた。歯周病菌の量の平均値を比べると、脳梗塞患者は脳梗塞でない人より1.2倍高かった。

 脳梗塞は大きく分けて、頸動脈(けいどうみゃく)などの太い血管が動脈硬化などで詰まる▽脳の細い血管が詰まる▽心臓内でできた血栓が脳血管をふさぐという3種類がある。このうち、太い血管の動脈硬化が原因で起きる脳梗塞患者は、脳梗塞でない人に比べて歯周病菌の量が1.4倍と、他の2タイプの脳梗塞より高かった。

 細見さんらはさらに、脳梗塞の原因となる動脈硬化や脂質異常と歯周病菌とのかかわりを調べた。頸動脈の直径が75%以上詰まっている74人とそれ未満の169人を比べたところ、詰まっている人は歯周病菌の量が1.4倍高かった。血液中の中性脂肪や悪玉コレステロールの値が高い脂質異常症の人はそうでない人より1.5倍高かった。

 歯周病菌が歯茎から血液を通じて全身をめぐり動脈硬化を起こし、脳梗塞や心筋梗塞を引き起こす原因の一つになっているとされる。血管が脂の塊で詰まっている部分に歯周病菌が多く見つかったとする海外の報告もある。

 歯周病は30代以上の8割がかかっているとされる。細見さんは「物が食べられない、見た目が悪いという理由だけでなく、脳梗塞の発症を防ぐためにも歯周病の治療が必要だ」と話している。

 歯周病と脳梗塞のかかわりについては、米ハーバード大のグループが1986年から12年間かけて、40~75歳の男性4万人を追跡調査。歯の数が24本以下になった人は、25本以上残っている人より、脳梗塞になる危険性が1.5倍高かった。(坪谷英紀)2010年4月7日 朝日新聞

http://www.asahi.com/health/news/TKY201004070120.html

千葉市美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2011-02-20 08:51 | 歯周病 | Comments(0)
2010年 12月 01日

糖尿病と歯周病の関係 学会ダイジェスト:第52回日本糖尿病学会

昨年の記事になりますが、糖尿病と歯周病についての記事です。

日本歯周病学会とのジョイントシンポジウムが2009年5月23日、第52回日本糖尿病学会年次集会で開催された。テーマは「見過ごされている第6番目の合併症――歯周病をめぐって――」。登壇した5人の演者らは、それぞれの立場から歯周病と糖尿病の密接な関係を解説した。そこからは、糖尿病診療に携わる医療関係者に向けて「まずは歯周病を意識すべき」という強いメッセージが発せられた。

広島大学大学院の浅野知一郎氏。浅野氏は「慢性炎症によるインスリン抵抗性の機序」と題し、炎症という視点から解明されつつあるインスリン抵抗性の機序を解説した。歯周病においては、歯肉部での感染から引き起こされる慢性的な炎症、あるいは歯周病菌の産生物が、それぞれ全身的な影響を引き起こしていると指摘。炎症による代謝異常に関連するシグナル伝達や転写因子、さらにはマクロファージの係わり合いなどを説明した。特に、マクロファージの分泌物は、インスリンによる活性化の一部を抑制することが分かっている点を強調。歯周病と糖尿病との関係を基礎医学の知見を元に概説した。

滋賀医科大学の西尾善彦氏は、糖尿病合併症に及ぼす歯周病の影響を解説した。これまでも糖尿病患者は、種々の口腔疾患、特に歯周病に罹患しやすいことが知られている。加えて、最近になって、糖尿病患者は歯周病に罹患する頻度が高まるだけでなく、歯周病になると糖尿病を発症しやすいという「逆の関係」も明らかになってきた。西尾氏は、糖尿病合併症の発症機構を整理し、その上で歯周病との関連を解いた。また、肥満や耐糖能障害の治療のために実施した高繊維、低脂肪食を使った食事介入が、減量と耐糖能改善だけでなく、歯周病の改善効果も示したとの知見も紹介した。

3番目に登壇した愛知学院大学の野口俊英氏は、「糖尿病患者に対する歯周病治療の考え方――JDCP stdyへの期待」とのテーマで講演した。野口氏は、歯周病と全身疾患との関連に焦点を当てた研究は「perodontal medicine」として進んできた経緯を解説。歯周病と糖尿病は、両疾患の病因、破壊のメカニズム、罹患率の高さ(国民の約80%は何らかのタイプの歯周病に罹患している)などから、両者は互いの病変進行に影響しあっているのではないかと考えられるようになってきていると説明した。その上で、日本糖尿病学会が進めている「JDCP study」への期待感を示した。これは、5年間で1万人規模で糖尿病患者の合併症を前向きに調査するもので、合併症の中には歯周病も含まれる。2009年1月26日現在、655施設が参加し、7647例が登録されたという。

千葉市美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2010-12-01 08:21 | 歯周病 | Comments(0)
2010年 09月 25日

喫煙と歯周病

タバコの値上げが近づきニュースでも話題になっています。

マイルドセブンが430円になるそうで愛煙家には試練の時ですね。

歯科医師の立場からするとタバコは歯を汚し、歯周組織にも害を与え良いことは何もありません。

インプラントの成功率も下がります。

日本歯周病学会も禁煙宣言をしています。

喫煙者と禁煙者の歯肉の様子を写真でご覧になって下さい。

きっと禁煙できると思いますが。

日本歯周病学会の禁煙パンフレット

千葉市美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2010-09-25 08:14 | 歯周病 | Comments(0)