ご自身の歯・口を一生美しく健康に保つ方法 From Hideki Yoshikawa

goodriver.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

カテゴリ:歯科治療費( 15 )


2013年 10月 31日

小冊子増刷

歯科「あなたの歯を失う前に読む本」を増刷致しました。

ご希望の方は郵送致します。

メールにて小冊子希望と書いてお送り下さい。

皆様の歯科に対する考え方が全く変わる本です。

気軽に応募下さい。数百万円、お得になる本ですよ。
b0190560_16541726.jpg

あとがきをご紹介致します。
正しい医療を行うことは本当に難しいことだと開業28年になろうとしていますが、毎日、日々感じることです。
正しい医療行為を行おうと思っても、その前に立ち塞がる諸問題のために、それを解決しない限り、患者様に
正しい医療を行うことが出来ません。
どんな時代にも真実を実践することは難しく、かといって真実を実践しない訳には行かないです。
そして、正しく治療・診療しようとすれば患者様との人間関係が最も大切なことであると思います。
ご自身の疑問と考え、そして「どうしたいのか?」を歯科医師に必ずおっしゃて頂いてお互いに理解しあって行きたいと思います。
私たちも患者様には本気で本音で治療したいと思います。

2009年3月12日 吉川歯科医院 吉川 英樹

by yoshikawa-dc | 2013-10-31 17:11 | 歯科治療費 | Comments(0)
2013年 10月 25日

Longevity

歯科の研修会で頻繁に「Longevity」ということが強調される。

Longevityを辞書で調べると
長生き、長寿、寿命、生涯という意味です。

歯科では、例えば、インプラントのLongevityとか、歯内療法のLongevityとか、クラウンブリッジのLongevity等という表現で使われる。

歯科医師の使命で一番大切なことは、歯を長持ちさせることLongevityです。

ところがこの歯を長持ちさせるロンジェヴィティーを誤解している方がたまにおられます。
先日、初診で見えた患者さんと私との会話です。

患者さま:「右下の歯が水にしみるので、金属の詰め物をやり変えて下さい」

歯科医師:「???????????」私はどうしてこのようなことを仰るのか理解に苦しみ言葉を失っています。

患者さま:「保険証が来週で期限切れなので、それまでに詰め物を入れ直したいのです。そうすれば、歯がしみるのは治るでしょう。」

歯科医師:「詰めものを入れ替えてても、歯がしみるのが治らなかったどうしましょう?」

どうやらこの患者さまは、以前の歯科医師に間違った教育を受けていたようで
「虫歯の治療で大切なのは定期的に詰め物や被せ物を交換する」という全くナンセンスな信じられない考え持っていました。
詰め物、被せ物をした歯は、精度の高い治療をすれば20年、30年いやもっと長持ちする筈で、その為に時間をかけた丁寧な治療を私たちは行っているのです。

出来高払いの質を問われない歯科医療は、質の悪い治療を何回も受け、再治療を繰り返すことにより成り立っていて、結局、最終的には歯を失ってしまいます

例え話をしますね。
朝4時から夕方6時まで畑仕事をした人も
朝4時からお昼の12時までしか畑仕事をしなかった人も
同じ報酬だとしてら平等、公平ではありません。

努力しても、努力しなくても同じ報酬なら
誰も、頑張ろうとは思わなくなります。


汚れがまったく落ちない石鹸も
競争に負けることなくスーパーで売られ、

時間が遅れたり、進んだりする時計も
競争に負けることなくお店で売られ、

腐った牛乳を売る店も潰れることなく
存在する社会が、

はたして平等で理想的な社会でしょうか?


社会が必要としていないものは、競争によって自然淘汰され、
市場から排除される社会が健全な社会なのです。

汚れがまったく落ちない石鹸は競争に負け
スーパーから消えてなくなり、

汚れが良く落ちる石鹸だけがスーパーに並んでいるのが
社会にとって望ましい状態なのです。

つまり、

個人が自己の利益を追求することによって起きる競争が、
社会に利益となる最も望ましい状態をもたらしているのです。

自然淘汰と適者生存です。

逆に競争を否定したら、

社会が必要としていないものまでもが存在するような、
社会にとって不利益な状態をもたらすことになってしまいます。

誰も汚れがまったく落ちない石鹸を
使いたくはないはずです。

結局、歯を長持ちさせるlongitivity、自由主義が日本の歯科には必要なのです。

千葉市美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2013-10-25 22:08 | 歯科治療費 | Comments(0)
2013年 06月 23日

混合診療の議論

皆様、清郷 伸人さんをご存じですか?清郷さんはガンを患った患者さんで国を相手どって訴訟を起こしたのですが、結局、混合診療を真っ向から否定され国に敗訴されました。

次の記事はその清郷 伸人さんが書いた記事です。

医療に保険も自費もありません。何が正しくて、どのように正しい治療を行うかということが一番大切です。

皆さまはどのように思われますか?


この原稿は蕗書房『ライフライン21 がんの先進医療』4月号より転載です

混合診療裁判原告がん患者 
清郷 伸人
2013年5月16日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp

1.混合診療問題の浮上
混合診療という言葉を最近よく聞くようになった。2011年10月25日に最高裁で保険診療と自由診療の併用(いわゆる混合診療)における健康保険受給権 を求めた筆者の訴訟が敗訴と報道されてからは、この問題が決着したかのように鳴りを静めていたメディアも、政府のTPP(環太平洋パートナーシップ協定) 交渉参加の是非にからんで、TPPが日本の国民皆保険制度を壊す、混合診療の解禁や医療への株式会社参入が実現するという危惧をめぐって議論が巻き起こっ ている。
政府はTPPが保険制度に影響を及ぼさないようにすると火消しに躍起だが、農協(JA)とともに与党自民党の大票田である医師会は、考えられるあらゆる被 害を想定して国民にTPPの脅威を煽っている。混合診療が解禁されて受ける医療に格差ができ不平等が生じたり安全性や有効性の疑わしい治療が蔓延する、日 本政府が薬価基準の変更を余儀なくされて薬価が高騰する、株式会社が参入してきて医療の営利化が進み経営悪化による撤退や医療過疎も起こる、米国の保険会 社が進出してきて公的保険を脅かす高額な保険市場が拡がる等々。
それらは今回のTPP騒ぎで初めて出てきた議論ではなく、医療制度を改革しようとするたびに繰り返される定説である。筆者の訴訟においても厚労省は医師会 の主張と同じことを述べて、混合診療禁止政策の合理性を訴えていた。そしてメディアをはじめ医療界や患者団体もその定説を何の疑問もなく信じ、混合診療な ど解禁すべきでないと思い込んでいたのである。
 
2.反対論への疑問
ところが最近メディアで散見する論説や意見に筆者は変化を感じている。医師会の定説に疑問を呈する識者や反論する論者のみならずその説に違和感を表明する 患者さえ現れてきたのである。そのがん患者は医師から治療困難といわれたため自ら治療を調べ、違う病院での高額な放射線治療にたどり着いたが、1日で終わ る診療が2日にわたるため何度も病院に通わなければならずつらい思いをしたと述べていた。この患者の場合、病院は放射線治療が自由診療であるため保険診療 を別の日に行って混合診療を避けたと思われるが、厚労省の見解ではカルテをどのように工夫しても同じ疾病の治療として保険診療と自由診療を組み合わせれば 混合診療に該当する。またそれぞれを違う病院で行っても同じ疾病の治療であると判明したら混合診療とされるのである。したがってこの規制に従うなら保険医 療機関は先進国で普通に使われているエビデンスの認められた医薬品も医療機器も日本で認められていないものは使えず、患者の希望する治療は行えない。この ような規制が難病や重病に苦しむ患者や家族から非難や怨嗟の的となるのは当然である。
それらのメディアでは混合診療規制は主に費用の問題として取り上げられる。一つでも自由診療が入れば保険診療も含めて医療費が全額自己負担になることが繰 り返し説明される。そしてTPP参加によって混合診療規制が影響を受ける可能性に関して、この規制の必要性を訴える識者と不合理性を説く識者が登場する。 このようにメディアでは費用のみに焦点が絞られているが、これまで混合診療問題が一般テーマとして俎上に上らなかったことや規制を批判する側の論者や患者 も表に出ることがなかったことを考えると世間の変化が感じられるのである。

3.混合診療の本質的意義
しかし難病や重病の患者にとって最大の苦悩は、わずかでも希望の持てる治療を国の規制というだけで拒絶されることである。混合診療を受けたとき規制によっ て科されるペナルティである医療費の健康保険分の全額返還も非道の極みだが、患者にとってはそれ以前に日本では希望する治療を受けられないことが耐え難 い。混合診療を解放することの本質的な意味は、保険治療から見捨てられた患者が医師からの説明に十分納得して希望する治療を自己責任で無条件に受けられる 医療選択権、自己決定権である。
さきほどのメディアでの説明によれば、医療費の全額自己負担を覚悟すれば希望する先進治療を受けられるが、それは一般国民にとって論外の話である。よほど の大金持ちにだけ可能なことである。また保険医療機関にとってもそのような稀な患者のみ受けられる自由診療の壁は高いであろう。普通の国民は難治性の病気 になれば医療費がかさむので当然健康保険を使いたい。しかし先進医療に積極的な医師や病院にとって、混合診療規制の縛りが健保法86条の反対解釈、療担規 則18条・19条を根拠法として患者に必要なまた患者が希望する先進医療の提供に大きな障害となっているのは紛れもない事実である。
混合診療規制はこのように患者の憲法で保障された生存権を奪っているともいえるが、それに値する合理性はあるのだろうか。日本では認められていなくても安 全性や有効性が海外で証明され承認された先進医療は数多くある。国民皆保険制度を壊すというが、お題目のように唱えるだけでどの部分がどのように壊れるの か説明はされない。皆保険で誰もが平等に安い医療を受けられるというが、日本では先進医療を含む自由診療も高い医療費を払えば誰でも受けられる。財力によ る命の格差はすでに現実である。現実にあるその格差は容認されている。すなわち現在も格差を生じる自由診療は野放しになっているが国民皆保険制度は壊れて いないのである。それがなぜ自由診療と保険診療の併用である混合診療を受けたときだけ皆保険を壊すからということで保険診療までも全額自己負担になるの か。保険治療の尽きた患者にとって先進治療は命綱である。そういう治療を普通の患者が受けられない混合診療規制こそ医療の平等性を壊している。

4.無法地帯の自由診療
このように不合理で理不尽な混合診療規制だが、規制当局は保険診療に対しては過度なまでに神経質に統制しようとする一方で、自由診療には患者にとって必要 最小限の法規制も無いに等しい。今年1月31日の毎日新聞に、福岡市のクリニックでiPS細胞とは別種の幹細胞を用いた治療が韓国人500人に行われてい ると報じられた。この治療は韓国では薬事承認を受けていないため制限されているが、日本では自由診療として何の規制も無いので実施できるのである。安全性 や有効性が確認できないとして韓国政府も渡航自粛を呼びかけている高額な再生医療だが、一縷の可能性を期待して押し寄せる患者は後を絶たない。
しかし日本では自由診療には法律も規制もまったく無いためその実態もわからず事実確認もできない。事故が起こってから警察が動くだけである。自由診療が野 放しなのは規制当局が、医療機関は悪いことをしないという性善説にあるからだそうである。これに対して保険診療には性悪説に基づき混合診療規制などの縛り が必要なのだという。この二重基準は本末転倒である。保険医療機関は基本的な法規制が整備されており、あとは性善説に基づいて医師の自律性と患者の意思に 任せるべきである。一方、市場性の高い自由診療には必要最小限の法規制をかけ、患者を守るべきである。難治性疾患の患者にとっては保険診療も自由診療も同 じものである。どちらも必要であり、同時に受けなければならないときもある。だからこそ混合診療が可能となって患者に治療選択権が与えられなければならな い。そのときこそ日本の医療制度が患者本位のものになったといえるのである。
最後に、混合診療規制が撤廃されると現在の保険診療が保険外になったり、先進医療の保険適用が遅れるなどともいわれるが、それこそ国民皆保険を根幹とする 保険行政を与る厚生労働省の仕事である。民間が勝手に行えるわけではない。保険範囲の決定はそもそも混合診療規制の撤廃とは別次元の問題であり、国民の医 療と財政のバランスを考えて国が決めることである。留意すべきは少子高齢化が進む日本の保険財政にとって保険範囲の見直しは不可避の問題ということであ る。ところが政府は他の先進国とは異なり、国民や医療者に遠慮し、厳しい現実から眼を背け、抜本的な改革を先送りし続けてきたのである。

千葉市美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2013-06-23 04:55 | 歯科治療費 | Comments(0)
2013年 06月 12日

国民皆保険制度発足当時の差額徴収

b0190560_6272666.jpg

長野県松本市でご開業の新村先生のプログから、53年前の貴重な記事をコピーさせて戴きました。
国民皆保険が発足した当時の歯科では、補綴治療が赤字になるので厚生省に差額徴収制度をお願いしていたことを伺わせる記事です。

その後50年以上経過した今もその当時の制度を引きずり、全く改善されず患者さんのためになる歯科医療が行われないことは残念で暗澹たる気持ちです。

この50年前の記事にあるように医者と歯医者の違いは補綴治療にあります。補綴治療とは入れ歯を入れたりクラウンをかぶせたり、虫歯を詰めたりする機能回復治療を言います。これは本来はリハビリテーションの分野なので医療とは言えない性質を持っています。

医者が足を切って義足を入れても、これは健康保険では医療の分野ではなくリハビリテーションです。
義足は創傷治癒と最初の仮の義足までは健康保険で給付されますが、次の義足からは身体障害者福祉法で賄われます。つまり医科の健康保険は医療しか給付しませんので義足は保険では医療とはみなしていないのです。

このように考えると、歯科の補綴は保険では医療とは見なさない方が論理的ですし、諸外国でもほとんどの国では補綴・機能回復治療は保険給付外です。

思いだしましたが義足のオリンピックランナーがいましたね。
彼は健常者以上でオリンピックランナーのスピードを義足を使ってたたきだしました。

如何に優れた義足か想像出来ます。

千葉市美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2013-06-12 07:09 | 歯科治療費 | Comments(0)
2013年 03月 18日

ガラパゴスな歯科医院にはなりたくない

今年も確定申告が終わり医院の売上と所得が解りました。

昨年は一昨年とほぼ同様の数字で売上は自由診療が6割で保険診療が4割という結果でした。
ここ10年位はそのような割合です。
クラウンブリッジ等の補綴治療はほぼ100%自由診療ということになりました。

メインテナンスの患者さまも異常がなしの状態で月に70名ほどの患者さんが来院して下さり
延べ300名くらいの患者さんが歯の治療ではなくメインテナンスのために通院しています。私が学んできた世界標準の歯科医療の在り方が患者さんに理解されて何より嬉しく思います。

近所の方だけではなく、インターネットをご覧になり1時間もかけて来院される方もいらっしゃいまして歯科医師冥利につきます。

しかしながら良いことだけではなく誤解もあります。

先日、20数年来のお付き合いの患者さんからこのように言われました。

「先生のところ、近所で治療費が高いって評判ですよ。」

また、別の患者さんはこのように仰いました。

「9万円もするクラウンなんて入れられません。」
こちらの患者さんは根の治療を1時間のアポイントを数回行って最終補綴物であるクラウンを入れようと自由診療のものと保険診療のものを患者さんに違いを説明している時でした。

私は、最近、1人の患者さんに1時間、2時間アポイントをとるのは当たり前で30分しかとらないことは非常に少ないなっている。日本だと5分~10分歯科医師が手を動かして、その後アシスタントが引き受けるスタイルが圧倒的です。
一度に二人以上の患者さんを担当するスタイルをとっている国は日本だけだそうです。

日本の歯科は野戦病院のように忙しく、日本の歯科治療費は世界一安いそうです。

こちらの記事参考にして下さい。
日本の治療スタイル
一度に3人の患者さんを受けるスタイルがまともか、一人の患者さんに1時間以上かけるのがまともか。野戦病院以外で複数の患者さんを受けるような診療スタイルが他の国にあるか。日本の常識は世界の非常識という言葉がありますが、こと歯科医療に関して日本はかなり特殊な国です。そして本当に自分の健康のことを考えられるのであればタイはコストパフォーマンスのいい国だと思います。そして安いことが優先される方には日本は最高です。 (ブログ 日本の治療スタイルより)

またEEデンタルの井野 泰伸 先生のブログにも東南アジアと日本の歯の根の治療費の比較が掲載されています。

           歯内療法(大臼歯の根の治療)     マクドナルド1食平均
・日本            9500円(保険)               490円
・フィリピン        72000円(専門医)             100円
・マレーシア       60000円(専門医)             120円
・シンガポール      72000円(専門医)             150円
・アメリカ        180000円(専門医)             300円

ビッグマック指数と言って各国の各国の経済力を測るための、仮想的な通貨レートでマクドナルドで販売されているビッグマック1個の価格を比較することで得られる。

日本人は経済力がありながら根の治療費が、とんでもなく安いことが解ります。

日本の歯科は、世界から取り残されガラパゴス化しています。
みんなの歯科ネットワークでもこんな記事を見つけました。

何故?
このようなことに?なってしまったのでしょうか?

理由はこんなことです。
昭和36年に国民皆保険制度が出来ました。それまで歯科にかかれなかった人がどっと来院して待ち合い室は人で溢れだしました。こんな売り手市場では、誰でも良い商品を消費者に提供しようとは思わない筈です。
「限りなき薄めたスープ」をスープと称して売ることになったのです。

「限りなき薄めたスープ」を世界標準の10分の1の値段で10倍の個数を売るJapanese Styleの歯科医療体制を維持してきたということなのでしょうか。

私は地域の皆様のお口の健康を保つため世界標準の歯科医療を実践し、ここで歯科を開業していますので、どうかご理解を下さいますようお願い致します。

千葉市美浜区の歯科 歯周病 顕微鏡歯科 インプラントなら吉川歯科医院、

by yoshikawa-dc | 2013-03-18 06:58 | 歯科治療費 | Comments(0)
2012年 09月 14日

国民皆保険制度の現在と未来 権丈 善一先生

http://news.fbc.keio.ac.jp/~kenjoh/work/20120908103855.pdf

ここにきて国民皆保険制度が変わりそうな気配を感じます。

患者さんのためになる良い方向に向かうことを祈るばかりです。

千葉市美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2012-09-14 05:54 | 歯科治療費 | Comments(0)
2012年 06月 12日

崩壊しつつある日本の歯科医療

5年前の出版物になりますがご紹介したいと思います。

いきなり恐ろしいタイトルですみません。

「崩壊しつつある日本の歯科医療」副題
「保険診療に対する患者の願いと医療従事者の苦悩」
2007年9月 全国保険医団体連合会
http://hodanren.doc-net.or.jp/kenkou/sika/houkai.pdf
文章を読むと実際に日本の歯科医療が難しい局面にあることが良く理解出来ます。余りにも非常識な診療報酬で経営が出来なくなった歯科医療機関の姿と国民の権利として「医療はどこでも誰でもが平等に受けられる」という権利意識をもった患者さんとのギャップが大きく、このことを理解して戴かないと患者さんの健康を守れないというジレンマに陥ってしまいます。

歯科医療はとても素晴らしいものと思いますが同時に制度化するのがとても難しいものだと思います。

千葉市美浜区の歯科 予防歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2012-06-12 06:38 | 歯科治療費 | Comments(0)
2012年 05月 14日

医療はその時代において最善のことが反映されなければならない

医療はその時代において最善のことが反映されなければならない。

日本歯科大学教授 稲葉 繁 先生が仰っていることである。

良質な医療とは「最適な人」が「最適な方法」で「最適な時」に行う医療であり、最善の医療が行われることである。生体安全性の高い安全で安心の歯科医療を行おうとすれば、おのずから保険の範囲では不可能であることが多い。

歯科医療の特徴として、自然治癒を導く治療法が少ないということがあるため、種々の生態材料を体の一部として用いることが大半である。そのため材料費、技工料などがかかり、これが一般の医療と異なるところであり、歯科医療費のかかる原因でもある。そのため公的医療保険では歯科材料に不十分な物を使わざる得ないのである。

このあたりの事情を国民がきちんと知る必要があるが、保険中心の医療に麻痺していると、歯科医師も国が指定しているのであるからと、長い間にわたって日常、何の疑いもなく不十分な物を使用し続ける。それが普通になることが恐ろしいのである。

医療保険制度は国の政策で医療の均質化を行い、それをスタンダードとし、それからはみ出たものは認めないという、社会主義的統制の中の制度である。医療の質をすべて均一化し、医療を行う物がどんな人でも、すべて同じように評価してよいものだろうか。言い換えるならば、大学の高名な教授が手術を行っても、研修医が行っても同一の評価である「不公平」が生じているのである。さらに、医療費は国の財源により決定され、完全に統制が敷かれた制度である。旧ソビエト連邦で始まった社会主義が日本で完成されたとも言われており、そのような視点から日本の保険制度を評価する人もいるほどである。

欧米型成熟社会と日本型成熟社会の構造上の相違を分析し、適切な制度を構築していくためには、歴史的観点のみならず、個人の評価を十分考慮していく必要がある。一例をあげれば、ドイツの保険制度では大学教授に一般開業医の保険点数の3倍から8倍の評価を行っている。また、研修生の行う保険点数を低く抑えることで、大学に協力していただく患者さんの負担を減らすことができている。日本の保険制度の最も評価できる点は「自由診療が認められていること」であろう。
以上稲葉先生の文章より抜粋致しました。


日本の健康保険制度は発足以来50年以上経過していますが、そろそろ限界になっていますので良い方向に転換して行くことを願います。このままでは患者さんの歯がなくなってしまいますし医療従事医者のやりがい、意欲を失わせてしまいます。

患者さまもどうか、このようなことを御理解下さって受診して下さることをお願い致します。

千葉市美浜区の歯科 歯周病・インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2012-05-14 08:11 | 歯科治療費 | Comments(0)
2011年 10月 15日

イエ歯科医院

おはようございます。

机の中を整理していたら、以前に友人から貰った韓国のYe歯科医院(イエ歯科医院)
のPark Inchool(パク・インインチュル)さんの経営の講義内容を見つけました。
ぺ・ヨンジュンをはじめ多くの韓流スター達がイエ歯科医院に通っているそうです。
韓国で歯科医院のイメージを革新した歯科医師です。

日本人には馴染まないかも知れませんが興味深いことが書いてありました。
パク・インチュル先生がこのように言っています。
私達が宿泊するホテルでも色々なランクのホテルがあります。
例えば、旅館、モーテル、3星ホテル、5星ホテル色々だと思います。
それぞれ、Feeが異なります。

歯科医師のタイプも色々なので1日の患者さんを診療するタイプも異なるそうです。

Tier1
1日治療患者数:50名~60名 Gold Crown Fee:3~4万円

Tier2
1日治療患者数:30~40名 Gold Crown Fee:5~6万円

Tier3
1日治療患者数:10-20名 Gold Crown Fee:7~8万円

Tier4
1日治療患者数:10名前後 Gold Crown Fee:9~10万円

時間をかけて丁寧な治療をすればその分良い治療が出来るのでFeeが異なるという考え方です。

一方、日本的な考え方ではこのように考えます。

「医療はすべての人に平等に同じような均質の医療行為を保険診療の範囲で受けられる」

健康保険の理念として素晴らしいのですが、残念ながら社会情勢から無理があるのではないかと思います。

また、パク先生はこのようにも言っています。

なぜ大部分の歯科医は高い品質に相当する適正な治療費(optimal fee)を受け取ることができないのか?

1)恐れ:患者さんの拒絶に対するおそれ

2)財務に対する知識不足

3)平等意識:周辺の歯科たち


皆様もご遠慮なくお尋ね下さい。また、歯科治療について考えて戴くと幸いです。

千葉市美浜区の歯科 歯周病・インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2011-10-15 08:01 | 歯科治療費 | Comments(0)
2011年 08月 29日

米国の18分の1の治療費

おはようございます。今朝は少し涼しく感じますね。

たまに歯科の治療費は高いという声を聞きますが、日本では医者が余り医療費のことを言うことは良くないことという風潮がありますので声に出して患者さんに説明してこなかったのでしょう。

赤ひげ先生がもてはやされ、医は忍術ということが美徳とされる国民性なのでしかたがないことなのでしょう。

私どもの医院ではなるべく誤解がないよう医療費についてはわかりやすく説明しているつもりです。

昨日ご紹介した「歯科医療再生のストラテジー」川渕 孝一著から抜粋
b0190560_7475674.jpg

日本人が海外で治療を受けると、海外療養費が支給されます。海外の歯医者さんで治療を受けると、まず、全額を支払って、日本で償還払いを受けます。その場合、その国の領収書を持ってきて、その国の領収書と治療内容をみて、日本の点数表で準用して支払うものです。そうすると、次のようなことができるわけです。

治療費を日本の点数で準用した場合と、その国でチャージされた金額の比較です。
根管治療はアメリカの18分の1です。驚くべき安さです。
すべての治療でひと桁違うのがわかります。

安い治療費でなぜ成り立つのか?

プライスが安いから、量で調整する形になってしまっているのです。
(以上、歯科医療再生のストラテジーより)

私の診療時間は患者さん1人あたり平均1時間予約させて戴きます。
患者さんの数を増やすと責任のある治療とか患者さんへの説明、コミュニケーションができません。

ご理解下さるようお願い申し上げます。

千葉市美浜区の歯科 歯周病・インプラントなら吉川歯科医院

by yoshikawa-dc | 2011-08-29 08:13 | 歯科治療費 | Comments(0)