ご自身の歯・口を一生美しく健康に保つ方法 From Hideki Yoshikawa

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2014年 03月 19日

クラウンを作製するための型採り

歯科の治療技術で難しいものの一つに歯の型をとる技があげられます。
そんなこと、簡単そうに見えますが熟練した技術と繊細な感性が必要です。
また、原理原則を守る、正しいコンセプトも必要です。
個人トレー(その患者さんの顎に合わせて作った型を採る道具)にシリコンラバー(ゴム)の印象材を使って採得された患者さんの歯型です。
クラウンを作製するための型採り_b0190560_16365180.jpg

マイクロスコープで拡大しチェックします。
クラウンを作製するための型採り_b0190560_16383496.jpg
舌側に気泡が見られますがOKです。私のクリニックではクラウンの型採りは、1時間のアポイントを取ります。
複数のクラウンブリッジの症例では2時間以上の時間が必要の場合もあります。

「印象は採られるものではなく作られるものである」と表現した人もいました。

「心臓外科医が血液を止めて、血管のバイパス手術をするのと同様、歯科医師は歯列の上の唾液をシャットアウトして型採りを行う。これらに違いはなく非常に難しい技術である」と表現した人もい
ました。


出来なければ、この先技工士に模型作りを依頼できない。

型採りをする時は、背筋を伸ばしこれ以上集中出来ないくらい、精神統一し治療にかかります。
それでも、1時間という時間はかかります。

もし、患者さんが歯磨き指導もされたことがない状態では、血だらけになってしまい型採りは出来ません。

千葉市美浜区の歯科 歯周病 インプラントなら吉川歯科医院


by yoshikawa-dc | 2014-03-19 16:54 | クラウン・ブリッジ | Comments(0)


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