ご自身の歯・口を一生美しく健康に保つ方法 From Hideki Yoshikawa

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2012年 05月 17日

いい加減なクラウンが痛みをおこす

歯を修復するという治療は本当に難しいものだと思います。
いい加減な気持ちでは患者さんにとって害を与えてしまうこともあります。
不正確な技術、基本を無視した不注意で乱暴な治療操作も歯周組織に害を与え炎症を引き起こすことになります。

こちらの患者さんは私どもに初めて来院された2日前から右上に自発痛と言って何にもしなくても痛みを感じていたそう。お口の中を拝見するとクラウン(被せもの)が第2小臼歯、第1第臼歯に装着されていました。
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患者さんの訴えから第2小臼歯の根の治療[根管治療]がうまくいっていないのかと思い1週間ほど様子を見ることにしました。

しかし、初診から1週間経過しても痛みは良くならずどの歯だか解らなくなってしまったという訴えでした。患者さんのお話を聞いていると歯肉が何となく重苦しく、シーハーしたくなるような感じがしてそうすると良くなったという訴えをききました。

レントゲンを注意ふかく観察すると骨のところ近くにクラウンの辺縁があり歯と歯肉の付着をもろに侵害していました。

早速、クラウンを撤去して2日後に患者さんに症状をお聞きすると、
「うそのように痛みは消えた」そうです。
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クラウンを除去したあとの写真では歯と歯肉の付着部分をクラウンの辺縁がくいこんでいてこれでは痛いのは当たり前です。

恐ろしいことにいい加減な治療は患者さんに害をあたえます。

基本に忠実な原則を守った治療は患者さんに利益を与えます。

米国補綴専門医の藤本 順平 先生の言葉を思い出しました。

「行為なき理論は空虚であり、理論なき行為は暴力である」 カント 

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by yoshikawa-dc | 2012-05-17 10:41 | クラウン・ブリッジ | Comments(0)


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