ご自身の歯・口を一生美しく健康に保つ方法 From Hideki Yoshikawa

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2011年 11月 11日

血液を遠心分離する器械が入りました

すっかり秋らしくなりました。

今年もあと2カ月足らずになりましたので残り少ない毎日を充実させようと思っています。

先日、血液を遠心分離して濃縮する器械が入りました。

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イタリアSilfradent社のMedifugeです。
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上の写真、上顎右側第一小臼歯部の顎骨の状態。インプラントを埋入する骨の高さと幅があります。
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上の写真、上顎右側第二小臼顎骨の状態。インプラントを埋入出来ません。何故って、骨がありません。
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上の写真、上顎右側第一大臼歯の顎骨の状態。同様に骨がありません。
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第二大臼歯部は骨の高さが5mm程あります。

患者さんはインプラントで新しい歯を作りたいと思いますが一般的には骨のないところにはインプラントを埋入することは出来ません。

このような場合は従来ではウインドウテクニックと言って側方の骨を窓開けして骨補填材を入れていたのですが上顎に大きな穴を開けられるなんて、恐ろしいことですね。

私でしたら、自分にされたくない処置でして、家族にもしたくありません。
患者さんも余り気が進まない処置・手術だと思います。

手術と聞いただけで何だか恐ろしいし厭ですね。

でもご安心下さい。

痛くなく怖くなく上顎の骨を増やせる方法が開発されました。

その方法とはピエゾサージェリーの器械CGF(Concentrated Growth Factor)の組み合わせです。

韓国のSohn Dong-Seok先生の開発して超音波のチップで上顎洞のシュナイダー膜を破かずに挙上
出来、ご自身の血液を濃縮したゼリー状のものをその空間に入れることでそこに骨を作ることが出来ます。
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私の血液からCGFを作ってみました。

科学技術が進歩することは、素晴らしいことです。

明日の午後はこちらのオペがあり、一般の治療は休診です。

宜しくお願い致します。

千葉市美浜区の歯科 歯周病・インプラントなら吉川歯科医院  

by yoshikawa-dc | 2011-11-11 06:25 | インプラント | Comments(0)


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