ご自身の歯・口を一生美しく健康に保つ方法 From Hideki Yoshikawa

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2010年 09月 02日

スウェーデンの歯科と日本の歯科

8020運動を御存じですか。80歳で御自身の歯を20本残そうという運動です。
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今現在、日本では80歳の方の残存歯数は10本以下です。

ところがすでに8020を達成している国があります。

北欧のスウェーデンです。

今から40年ほど前までは、スウェーデンでも歯科医療には予防という考え方がなんく、むし歯も歯周病も悪いところを治すことに終始し、治療後も再発を繰り返すという悪循環でした。

1960年代から長期にわたって膨大な研究と調査がスウェーデンで積み重ねられ、虫歯や歯周病に最も有効なのは、プラークコントロール(歯垢除去)だと証明しました。

またスウェーデンでは、1970年代に国家をあげて大規模な予防プログラムが導入されました。
それにより国民の歯の健康状態が飛躍的に向上してその結果現在では予防の先進国として全世界に知られるようになりました。 スウェーデンでは歯科の定期健診の受診率が大人で80%以上、子供にいたってはほぼ100%です。

これはスウェーデンだけではなく、他の先進国でも約3分の2の人が定期健診をうけており、歯のメインテナンスは一般的なのです。

しかし、日本では驚くことに定期健診の受診率はいまだに10%以下です。

スウェーデンだは20歳未満なら定期健診も歯科医院での治療も無料なので、人々は子供のときから歯の健診を習慣として受け入れていきます。

日本は歯科では後進国と言えますね。

私たちの医院では1996年から予防を中心としたスウェーデンスタイルの予防歯科を実践しています。

結果は素晴らしく、歯を失うことはめったにありません。

みなさんも歯を残していただきたいです。

Yoshikawa Dental Clinic

by yoshikawa-dc | 2010-09-02 04:58 | 予防歯科 | Comments(0)


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